【NEWSIS】北朝鮮とロシアが19日の開通を目指して工事を続けてきた豆満江橋梁(きょうりょう)の支援基盤施設建設が遅れており、また橋の低さが豆満江下流から東海への進出を目指す中国の野望に障害となっている。米国の北朝鮮専門メディアNKニュースが18日(現地時間)に報じた。
衛星写真を分析したところ、北朝鮮側はここ数カ月で税関などの建設に力を入れており、幾つかの建物では屋根の工事も終え、舗装区域と検査施設とみられる施設が出そろった。
またこれよりはるかに大型の税関やトラックターミナルを建設しているロシアも貨物集積場を追加で建設し、主要な建物や精密検査用の敷地整備も進めている。
北朝鮮とロシアは豆満江の川幅315メートル区間を含む全長1030メートルの橋梁工事で金属の上板にアスファルトを敷設した。
北朝鮮は橋梁と税関を周辺の農業地区道路と舗装道路で連結した。
ただしロシア側は現時点で橋梁と現地周辺の高速道路をつなぐ舗装された連結道路が完成していない。
工事現場に近いハサンにつながるウラジオストク-ハサン高速道路は幅が狭く、舗装も一部しか進んでいないようだ。
双方は橋梁がつながってから1カ月後の5月21日に公式の連結記念式典を開催した。
ロシア側は当初、金正恩(キム・ジョンウン)総書記とプーチン大統領の首脳会談2周年となる19日までの工事完成が目標と表明していた。
しかしロシアでは今も検問所の工事が続いているため、予定された開通日後にいつ通行が可能になるか不透明だ。現在工事中の建物の多くは昨年完成する予定だった。
特に全長4.7キロのこの橋梁は計画された全ての施設がそろうにはまだ1年以上かかる見通しだ。
一方でプーチン大統領と習近平・国家主席は先月の首脳会談で、北朝鮮を含めた3カ国首脳会議を開催し中国の東海出海権確保に向け協議を行うことで合意した。そのため今この豆満江大橋がにわかに注目を集めている。
中国は1991年の中ソ国境協定により豆満江の航行権を保有しているが、これまでこれを行使できていない。今月初めに平壌で行われた習主席と金正恩総書記の首脳会談でも中国の豆満江を通じた出海権が議題に上ったとみられる。
ただし中国の領土は豆満江河口から約10キロ上流にあり、しかもロシア-北朝鮮間の鉄道橋梁や道路橋梁の高さが低い上に豆満江の水深も浅く、大型船舶は航行できない状況だ。
カン・ヨジン記者