先月、韓国の月間輸出額が史上初めて1000億ドル(約16兆円)を超えたことが1日までに分かった。韓国はドイツ、中国、米国に続き、世界で4番目に月間輸出額1000億ドルを達成した国となった。半導体の輸出も初めて月400億ドルを突破し、貿易黒字が初めて300億ドルを超えるなど、歴代最高記録を相次いで塗り替えた。
産業通商部(省に相当)は1日に発表した「6月および上半期輸出入動向」で、先月の輸出が前年同月比70.9%増の1022億5000万ドルを記録したと明らかにした。月間輸出が1000億ドルを超えたのは初めてだ。輸入は30.1%増の661億ドルで、貿易収支は361億5000万ドルの黒字を記録した。月間の貿易黒字が300億ドルを超えたのも史上初めてだ。
輸出史上初の1000億ドルを牽引した一番の立役者は、やはり半導体だった。半導体の輸出は前年同月比199.5%増の448億2000万ドルで、史上初めて月400億ドルを突破した。人工知能(AI)サーバーへの投資拡大に伴うメモリー需要の急増と、固定価格の上昇が輸出を押し上げた。コンピュータの輸出もSSD需要の増加に支えられ、308.8%増の54億1000万ドルを記録した。
自動車の輸出は、部品供給の安定化と生産増加で5.8%増の67億1000万ドルを記録し、船舶もLNG船など高付加価値船舶の比重拡大に支えられて12.9%増加した。石油製品は、国際原油価格の上昇に伴う輸出単価の上昇で49.8%増えたが、輸出量は7%減少した。
地域別では、中国と米国への輸出がそれぞれ200億ドルを突破した。対中輸出は半導体を中心に92.1%増の200億3000万ドル、対米輸出は半導体・コンピュータ・化粧品が好調で78.6%増の200億2000万ドルを記録した。東南アジア諸国連合(ASEAN)への輸出も183億ドルで、月基準の歴代最高実績を更新した。
上半期の累積輸出も歴代最高だった。上半期の輸出は4967億ドルで、前年同期比48.4%増加し、これまでの最高記録を塗り替えた。特に半導体の輸出は1924億ドルで、昨年の年間実績(1734億ドル)をすでに上回り、上半期の貿易黒字も1383億ドルで歴代最高を記録した。
産業通商部の金正官(キム・ジョングァン)長官は「米国の関税や中東戦争、保護貿易主義の拡散など、厳しい状況の中でも、AI投資の拡大に伴い半導体が好調な上、主力・有望品目がまんべんなく善戦し、上半期の歴代最高輸出実績を達成した」とした上で「下半期にも関税や原油価格の変動性など不確実性に対応し、友好的な輸出環境の構築に総力を挙げたい」と述べた。