【NEWSIS】老化を克服し、永遠の若さを維持するために毎年数十億ウォン(10億ウォン=現在のレートで約1億700万円。以下同じ)相当のお金を費やしてきたシリコンバレーの資産家、ブライアン・ジョンソンさん(48)が、現代医学では完治不可能な自己免疫疾患にかかっていることが確認された。
ジョンソンさんは先月30日、自身のインスタグラムを通じて「私は自己免疫疾患を患っている」「私の胃が自らを食べている(攻撃している)」と告白した。彼が診断された具体的な病名は自己免疫性胃炎(AIG)で、今年5月に初めて確定診断を受けたという。
米メイヨークリニックによると、AIGは免疫系が胃壁を構成する細胞を自ら攻撃してしまうことで発生する疾患だ。この過程で胃壁を保護する防御壁が次第に摩耗し、損傷する。胃壁の細胞が損傷するとビタミンB12の吸収にも問題が生じる。これは悪性貧血などビタミンB12欠乏症と関連する可能性がある。
ジョンソンさんは「2%から5%の人がこの疾患を持っている」とし、完治が不可能であるという点を認めた。
彼は発症時期を正確に知ることはできないとしつつも、子どものころに砂糖入りのシリアルやファストフードを食べていた時期と、20代以降に健康が悪化して体重が増えた時期の間に生じたもの―と推定した。
ただし、自己免疫疾患は一般的に食物摂取と大きな関連はないとされている。
ジョンソンさんは「AIGは栄養欠乏、貧血、そして長期的にはがんのリスク増加を招く」と述べた。
続いて「現在の医療システムは、この疾患が発見されると事実上お手上げ状態になる」「いくら深刻で致命的になり得ても、管理(対症療法)以外にはできることがないと言われる」と語った。
それでも彼は諦めない姿勢を示した。「まだ誰も治療法を見つけようと試みていないという理由だけで、いかなる疾患も不治だと断定してはならない」というのだ。
ジョンソンさんは血液検査を通じて、胃粘膜を攻撃する免疫細胞を探しているところだと説明した。100万個の免疫細胞を分析する方式だ。ジョンソンさんは「これらを識別できれば、該当する細胞を抑制する治療ルートが分かる」と主張した。
一方、AIGの正確な原因はまだ分かっていない。ただ、遺伝的要因や年齢、腸内微生物などが影響を及ぼしているとみられる。
ジョンソンさんは2013年、自身が運営していた決済処理会社「Braintree」を8億ドル(約1300億円)で売却した。その後、老化を防ぐという目標を掲げ、莫大な資産を投資してきた。彼は2140年まで生きるという目標を公にしている。1977年生まれの彼の年齢で163歳になる。
ジョンソンさんは自分自身を実験対象にして、血液や臓器の状態を測定する医療専門家チームを雇っている。これに毎年およそ200万ドル(約3億円)を費やしているという。