2026年国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)北中米大会で、ノルウェーを史上初のベスト8に導いた「怪物ストライカー」アーリング・ハーランドが試合のたびに着用していたヘアゴムが、江原道春川市内の企業が開発・生産したアイテムだということが分かり、話題を呼んでいる。
【写真】アーリング・ハーランドが試合のたびに着用したたヘアゴム
江原道春川市などが15日発表したところによると、春川の南山産業団地にある企業、ドゥジが生産するヘアゴム「KKNEKKI(クネッキ)」を、ハーランドが今回のW杯期間中、ずっと着用していたという。
このアイテムは、激しい動きや汗に負けず、簡単に伸びたり滑り落ちたりしない耐久性と着用感が強みだ。
KKNEKKIは、ドゥジのチョ・ヒョンテ代表が1987年に開発したブランドだ。名前は、糸やひもを意味する慶尚道の方言から名付けられた。
チョ代表は2015年、ノルウェーの企業「Bon Dep」とライセンス契約を結び、欧州市場に進出した。2023年に流通商標権を譲渡したものの、独占生産権と核心技術は維持している。KKNEKKIは現在、春川工場をはじめ、中国やベトナムでも生産されている。
チョ代表は2015年、江原道と春川市から支援金を受け、京畿道南楊州市から春川へと工場を移転した。
チョ代表とハーランドの縁は偶然始まった。英プレミアリーグの試合を観戦中、ハーランドが自社のアイテムを着用していることに気づいたチョ代表は、Bon Dep社を通じて、(ハーランドが所属する)マンチェスター・シティのユニフォームのカラーに合わせたオリジナルヘアゴムをプレゼントした。その後、ハーランドは2024年にBon Dep社へ直接投資して株主となり、今回のW杯前には、自分で直接カラーを選定した「ハーランド・エディション」も売り出した。ハーランドが所属クラブやノルウェー代表チームで着用するカラーからインスピレーションを得た限定版で、発売直後に完売した。
チョ代表は「わたしたちの伝統的なヘアゴムが世界的な選手に認められ、世界中のファンに知られることになり、非常にうれしい」と語った。
ハーランド率いるノルウェーは、1998年のW杯フランス大会以来、28年ぶりに本大会に出場し、史上初めてベスト8入りを果たした。ノルウェーは12日(韓国時間)、米フロリダ州マイアミで行われたイングランドとの準々決勝において、延長戦の末に1対2で敗れたが、ハーランドは今大会5試合で7ゴールをたたき出し、世界的なストライカーとしての存在感をあらためて証明した。