北朝鮮の黄江ダム「無断放流」、衛星で捕捉…13年連続で合意を破り水門を開放

北朝鮮の黄江ダム「無断放流」、衛星で捕捉…13年連続で合意を破り水門を開放

 【TV朝鮮】(アンカー)

 きょうは京畿北部を中心に激しい雨が降りました。北朝鮮の黄海道でも200ミリを超える大雨になりましたが、北朝鮮が韓国側に何も通知することなく、黄江ダムから放流を行いました。このような形で13年にわたり事前通知の合意を守っておらず、(非武装地帯に隣接する)接境地域の住民がそのまま被害を受けています。まずは、ファン・ソニョン記者のリポートです。

【写真】ダムから放流される臨津江の水/京畿道

 (記者リポート)

 黄色い濁流が村の入り口を呑み込みました。

 増水した川の水で飲食店の出入口は完全に水没し、10メートルほど手前の「道路終点」の標識が、ここが元々道路であったことを示しています。

 北朝鮮が臨津江上流の黄江ダムの水門を開けたことで、下流の水位が瞬く間に上昇したのです。

 (イ・グムヒさん/京畿道漣川郡)

「ここに雨が降らなくても、黄江ダムを開けたらここは被害が出ます。サイレンも鳴って、ずっと放送で『ダム放流をしたので川の近くにお住まいの方は気をつけてください』と…」

 北朝鮮の無断放流が確認されたのは、昨夜の8時50分頃。

 韓国政府は一日に四回、衛星画像で接境地域を監視していますが、黄江ダム下流の川幅が急激に広がったことが捉えられたのです。

(気候エネルギー環境部〈省に相当〉関係者)

「大規模な放流をする時は水が飛び散るんです。滝のように。その時発生する乱反射が少しずつ観測されます。そうなるとダム放流を行っているとわれわれが推定を…」

 2009年、北朝鮮が黄江ダムから予告なしに放流したことで、韓国の住民6名が亡くなりました。

 事件後、南北は臨津江水害防止実務会談で「放流時の事前通知」に合意しましたが、北朝鮮はこれまでわずか3回を除いて無断放流を続けてきました。

 (漣川郡の住民)

「心配ですよ。またどうなるか分からないでしょ、ここも全部水に浸かったんだから。ここの人たちはあの学校のある方へみんな避難したんですよ」

 黄江ダムの水が韓国側に到達するまでは、わずか1時間。

 下流の住民たちは、いつ襲ってくるか分からない危険の中で暮らしています。テレビ朝鮮のファン・ソンヨンがお伝えしました。

ファン・ソンヨン記者

(2026年7月21日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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