「死のパンツ」…人気ブランド「ZARA」の商品についたゾッとするニックネーム

「死のパンツ」…人気ブランド「ZARA」の商品についたゾッとするニックネーム

 【NEWSIS】ファストファッションブランド「ZARA(ザラ)」のワイドパンツを履いて転倒し、けがをしたケースが相次ぎ、該当のアイテムに「死のパンツ」というニックネームが付けられた。

 英紙ガーディアン、米紙ワシントン・ポストなど海外メディアが最近報じたところによると、ZARAの「ワイドレッグフルイドパンツ」を履いて歩いていて、裾が足に引っ掛かって転んだという体験談が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散している。

 問題となった商品は、ポリエステル素材のワイドパンツで、足の甲を覆うほど長くて幅が広いのが特徴だ。歩く際に裾が反対側の足や靴の下に巻き込まれ、バランスを崩しやすいと指摘する声が上がっている。

 インフルエンサーのジェシカ・ピアースさんはこのパンツを履いて砂利道を歩いていて、大きく転倒してしまう動画をTikTokに投稿し、「ZARAのパンツは危険だ」と警告した。また別のインフルエンサー、カミラ・リベラ・ロカさんも歩道で転んでひじをけがした姿を公開した。該当の動画は、再生回数697万回を記録した。

 カナダ・トロントに住むエリン・コスタさん(50)は、このパンツを履いていて転倒し、手首を骨折して顔に深い傷を負ったと打ち明けた。エリン・コスタさんは6週間ギプスをつけて生活しなければならず、事故当時、眼鏡やApple Watchも壊れてしまったという。エリン・コスタさんは「あのパンツのせいで死にかけた」とした上で「手首を骨折し、顔に深い傷を負った。顔の半分にはまだあざが残っている」と語った。さらに「このパンツは店舗から撤去されるべきだ」と主張した。

 専門家たちは、問題は特定ブランドというよりも、丈が長く幅が広いデザイン自体にあると指摘した。スタイリストのクレア・チェンバースは「裾が広いほど反対側の足に巻き付く可能性が高くなり、これによって着用者が転倒する恐れがある」と説明した。

 裾上げした後も不便を感じたというケースもある。英国在住のジョディ・マクレランさん(33)は、このパンツを履いて出勤中に転倒し、ひざや手、ひじにけがをした。その後、裾を12センチほどカットしたが、道を渡ったり階段を上がったりする際は、相変わらず裾を持ち上げなければならないと打ち明けた。

 ファッション史学者のエマ・マクレンドンは、一般的な衣類テストが実際の着用環境を考慮せず、動かないマネキンやフィッティングモデルを対象に行われている点を指摘した。

 それにもかかわらず、一部の消費者は快適な履き心地のためパンツを履き続けている。ジスレン・エンゲルさんは「ファッションのためにあらゆることをする」とした上で、転倒を防ぐためにヘアゴムで裾を縛った後、写真を撮ったり席に座ったりするときだけ、これを外していると打ち明けた。

 なおZARA側は、立場表明を求めるガーディアンやワシントン・ポストなどに対し、応じなかったという。

キム・スビン・インターン記者
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