【週刊朝鮮】全国的に猛暑警報が発令されている中、来週一部の地域では日中の最高気温が39度に達すると予想され、今夏は猛暑がさらに厳しくなるという見方が出ている。上層と下層を同時に覆う「二重高気圧」の影響で熱気が抜け出せず、今年の猛暑は史上最悪とされる1994年と同じような傾向を示す可能性があるという分析だ。
【写真】夜間営業中の漢江プールを訪れた市民たち、暑さを吹き飛ばす水しぶき
気象庁が28日に発表したところによると、全国のほとんどの地域に猛暑警報が発令されている中、当分の間、体感温度は最高33度以上、南部地方を中心に35度以上まで上がる見込みだという。慶尚南道の梁山市・宜寧郡・昌寧郡は、体感温度が最高38度以上に跳ね上がると予想されている。
29日は中部地方と全羅道でときどき雲が多く、慶尚道と済州道はおおむね晴れるものとみられる。朝の最低気温は22-26度、日中の最高気温は32-38度で平年を大きく上回り、夜も気温が25度以下に下がらない熱帯夜になるところが多い見込みだ。
気象庁は、来月1日から7日までの朝の気温は23-27度、日中の気温は33-39度を記録すると見込んでいる。朝の気温は平年並みだが、日中の気温は平年(30-33度)を大きく上回る水準だ。特に大邱市は、この期間中の日中の最高気温が連日39度に達すると予想されている。
今夏、猛暑が長期化する原因としては、上層のチベット高気圧と下層の北太平洋高気圧が韓半島(朝鮮半島)を同時に覆う「ダブル高気圧」が挙げられる。北太平洋高気圧が高温多湿な空気を韓半島に持続的に流入させ、チベット高気圧は下降気流を形成して熱い空気を地表付近に閉じ込め、強い日差しまで加わる構造だ。夜間に気温が十分に下がらず熱帯夜が続き、蓄積された熱気が翌日に日中の気温をさらに引き上げる悪循環が繰り返されている。
実際に、先月1日から27日までの全国の日平均気温は24.2度で、1973年の気象観測網拡充以降、同時期基準で2番目に高かった。全国平均の熱帯夜の日数も7.8日で史上最も多く、昼夜を問わず蒸し暑さが続いたことが分かった。
全国各地では、気温39度前後の厳しい暑さも続いている。最近、慶尚北道慶州市は日中の最高気温が39.1度を記録し、大邱市と慶山市・高霊郡・慶州市には猛暑重大警報が発令された。全羅南道光陽市も、日中の最高気温が37.8度まで上がるなど、南部地域を中心に厳しい暑さが続いた。
このような暑さは、史上最悪の猛暑として記録されている1994年と比較される。気象庁は、現在韓半島を覆っている上層のチベット高気圧と下層の北太平洋高気圧の気圧配置が当時と似ていると分析した。1994年の全国平均猛暑日数は40.1日で史上最も長く、熱帯夜の日数も13.7日で歴代2位を記録した。
今年は、今月27日基準で全国平均猛暑日数が12.6日、熱帯夜の日数が5.7日と、まだ1994年の記録とは差がある。ただし、夏が半分以上残っている上、当分の間、台風など気圧配置を変化させるはっきりとした要因がないため、猛暑関連の記録はさらに増える可能性が高いとみられる。
気象庁は、当分の間全国のほとんどの地域で猛暑と熱帯夜が続く可能性が高いとし、日中の野外活動を控え、水分を十分に摂取するなど、熱中症の予防に格別に留意してほしいと呼び掛けている。