8・17全党大会を前に、金民錫(キム・ミンソク)、鄭清来(チョン・チョンレ)、宋栄吉(ソン・ヨンギル)の三つ巴になっている進歩(革新)系与党「共に民主党」内の主導権争いが、「新天地全党大会介入説の攻防」へと展開している。誰が民主党の嫡流なのかを巡り、互いの過去の行状を暴いていた党権ランナーらは、今やこの問題を巡って時間を費やしている。党改革や国政の方向性に関する討論と論争は失踪して久しい。
新興宗教の「新天地イエス教証しの幕屋聖殿(新天地)」を巡る問題は、もともと、保守系最大野党「国民の力」の問題だった。検察・警察合同捜査本部(合捜本)が今年6月、新天地の李万熙(イ・マンヒ)総会長を勾留し、2021年の国民の力大統領候補予備選の際、新天地が信徒約5万人を同党の党員として加入させた―という疑いが明らかになったこともある。そんな新天地が今年、6・3地方選挙を前に、共に民主党にも集団入党していた状況が合捜本に捕捉されたのだ。
新天地の民主党全党大会介入説は、こうした捜査状況が知られる前、金民錫候補が鄭清来候補を狙って最初に提起した。新天地の党員加入は鄭候補が党代表だった時期に行われた事だというのだ。反鄭清来路線の宋候補も鄭候補への攻撃に加勢した。鄭候補は「政治工作陰謀論」だとして強く反発したが、親明(李在明〈イ・ジェミョン〉大統領に近い)系の支持者の中には、2021年の民主党大統領候補予備選の際も、新天地が李在明候補を落選させるために組織的に介入したと信じる者が少なくない。
新天地の民主党集団入党が事実であるかどうかは、合捜本の捜査結果が出れば判明することになっている。問題は、民主党の全党大会が開かれるまでまだ二十日あまり残っているのに、こうした自傷的な攻防と泥仕合が止む気配は見えないという点だ。
その間、20代・30代の青年を代弁する政治も割り込む余地はなかった。青年の雇用難解決はスローガンに過ぎず、不動産問題のように国民の生活と直結した懸案を巡って三候補が議論するのを見ることはできなかった。三候補はいずれも「2028年総選挙の公認権確保」という派閥の利益に血眼になっているだけだ。今回の党代表選挙に出馬してカットオフされた36歳の女性政治家は、「火炎瓶と石を持って戦った世代が未だに民主党の主人だ」とし、彼らの権力欲を批判した。民主党の現在地を物語っている。