虐待を受けた12歳の少女になりすまし、ある夫婦の娘のふりをしたブラジル人の女が実刑を言い渡された。
哺乳瓶をくわえ、赤ちゃんの声まで出して繰り広げた詐欺劇は、14カ月で発覚した。
【写真】38歳のブラジル人女性が、家で哺乳瓶をくわえている姿
英紙デイリー・メールなど外信が24日(現地時間)報じたところによると、ブラジルのサンタカタリーナ州裁判所は、詐欺と虚偽の身分証明の疑いで起訴されたアマンダ・マリア・ソウザ・デ・オリヴェイラ被告(38)に懲役1年6月10日、拘禁刑4月18日を言い渡した。
オリヴェイラ被告は現地の教会で、自らを「ガブリエレ」という名前の18歳女性だと紹介した。
生活苦で仕事を探しているという話を聞いた夫婦は、オリヴェイラ被告を家に連れてきて世話をし始めた。その後、オリヴェイラ被告は「実際には11歳で、父親の虐待から逃げてきた」と前言を撤回した。
大人のように見える理由は、幼いころに強制的にホルモン剤を飲まされたためだとうそをついた。夫婦はオリヴェイラ被告の言葉を信じ、12歳のバースデーパーティーまで開いてあげた。
オリヴェイラ被告は自閉症を患っているかのように振る舞い、哺乳瓶とおしゃぶりを使用した。夫婦は14カ月の間、寝食と医薬品を提供し、減量治療薬の費用まで負担した。
うそは、夫婦の親せきがインターネットでオリヴェイラ被告の過去の足取りを発見したことで明らかになった。捜査当局は、オリヴェイラ被告がブラジルのさまざまな地域で虐待被害児童や孤児を詐称し、似たような犯行を繰り広げていた形跡を確認した。
弁護人側は精神疾患を理由に無罪を主張したが、受け入れられなかった。裁判所は、被害家族が経済的・精神的損害を受けたとして、実刑は避けられないと判断した。