ロシア軍の死者急増、毎月6000人ほど兵力が減少

 ウクライナに侵攻したロシアの兵力が毎月6000人ずつ減少している、と英紙ガーディアンが30日報じた。ロシアは新規兵力を一日1000人ずつ補充しているが、ここ2カ月の間に戦死・負傷者が急増し、兵力の損失を新規募集だけでは補えなくなっていることが分かった。米戦略国際問題研究所(CSIS)も先月、今年に入ってからのロシア軍の月間死傷者は3万-3万4000人で、月間の新規募集人員である2万7000人を上回っていると分析した。また、今年に入ってロシア軍の死傷者がウクライナ軍の8倍に達すると推算した。

【写真】「ドローンが来た!」 あわてて車の外に飛び出すウクライナ兵たち

 最近のロシア軍の兵力損失は、ウクライナのドローン戦にまともに対応できなかったためだ、という分析が出ている。特に主要な激戦地である東部戦線には、ウクライナ軍のドローンがびっしり配備され、ロシア軍の移動が大幅に制限されており、一部の推算によると、ロシア軍の死傷者のおよそ90%がドローン攻撃によって発生していることが分かった。カーネギー国際平和財団のマイケル・コフマン上級研究員は英紙フィナンシャル・タイムズに対し、「ロシア軍は気が緩み、変化に適応できなかった」とした上で「兵士募集のスピードを上げるか動員令を出さなければ、時間がたつにつれて、前線で大きく押し返される可能性がある」と語った。

 ロシアは攻撃的な兵士募集を続けている。ロシア政府は今年、兵力計40万9000人を募集するという目標のため、地方政府にノルマを通達したという。一部のメディアは、ロシア軍の兵士募集担当者たちが、身元確認を口実に路上で男性たちを連行し、軍務契約書に署名するまで脅迫や暴行を加えるケースが発生している、と報じている。一部の地域では、新規入隊者を兵士募集所に連れてくると10万ルーブル(約160万ウォン=約18万5700円)の「紹介手当」まで支給している。

 ロシアが追加動員に乗り出す可能性がある、という見方もある。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは最近、ロシア軍が飛び地の領土であるカリーニングラードで、新規兵力の収容場所などを点検する動員に備える訓練を実施したと報じた。追加の動員令が切迫しているという情報が拡散し、一部のロシア人男性は海外逃亡を模索しているという。ただし、ロシア当局が実際に動員令を発令するかどうかはまだ決まっていない、とウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。

キム・ヘミン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲写真=UTOIMAGE

right

あわせて読みたい