半導体好況であふれるドル…韓国の8月の外貨準備高143億ドル増加

 半導体の輸出急増に伴い、サムスン電子やSKハイニックスなどが銀行に多額のドルを預けた影響で、韓国の外貨準備高が大きく増加した。中央銀行の韓国銀行(韓銀)は、8月末時点の外貨準備高が4422億8000万ドルで、前月より143億3000万ドル増加したと3日に発表した。関連統計の集計が始まった1971年以降、最大の月間増加幅だ。

【グラフ】外貨準備高の推移

 外貨準備高の中で最も増加した項目は預置金だった。前月の231億3000万ドルから31%(71億7000万ドル)増加して303億ドルを記録した。韓銀関係者は「半導体企業のドルの輸出代金が銀行に預金として多く積み上がっていく中、銀行が急増したドル資金を韓銀に預け入れたことで外貨準備高が大幅に増加した」と述べた。

 金融規制に基づき、銀行は預金残高の1-7%を「支払準備金」の形で韓銀に預けなければならない。こうしたドルが増加すれば外貨準備高が増加する。

 韓銀の関係者は「市中にドルがあふれ、銀行がこれを運用する適当な場所がないため、最近では定められた比率を超える金額を韓銀に預け入れている状況だ」と説明した。韓銀はウォン安ドル高が進んでいた今年1月から、定められた支払準備金の比率を超えるいわゆる「超過支払準備金」に、米連邦準備制度の基準金利である年3.5-3.75%を付与している。銀行が保有するドルを海外で運用する代わりに、韓銀に預け入れるよう誘導する意図で導入された制度だ。

 外貨準備高の中で最大の割合を占める国債などの有価証券は、前月より70億7000万ドル増加して3870億7000万ドルを記録した。先月、米ドルの価値が下落し、ユーロや円などその他の通貨の外貨資産のドル換算額が増加したことも、外貨準備高の規模が拡大した原因だと韓銀は明らかにした。主要6カ国の通貨に対するドルの価値を集計した「ドル指数」は、7月末の99.86から先月は99.70へと0.2%下落した。

キム・シンヨン記者
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