韓国、2040年には65歳以上の10人に1人以上が認知症

 2040年には、韓国の65歳以上人口の10人に1人以上が認知症を患うだろうという見通しが出た。

 6日、保健福祉部(省に相当。福祉部)「2025保健福祉白書」の推算によると、2040年の65歳以上人口1715万人(予想)のうち10.3%(177万人)が認知症の高齢者になるとみられる。国家データ処の将来人口推計と全国認知症疫学調査の結果を基に算出された数値だ。

【図】100歳時代、韓国型認知症予防の10か条

 実際、近年の高齢人口の増加により認知症患者の数は毎年急激に増えている。2020年に75万人だった65歳以上の認知症患者数は、2021年に79万人、22年に83万人、24年に91万人、昨年は96万人に増えた。また、昨年の65歳以上認知症有病率は9.1%だった。有病率とは、対象全体に占める患者数の割合を意味する。

 福祉部は、認知症の高齢者が2030年に120万人(有病率9.2%)、40年に177万人(10.3%)、50年には223万人(11.8%)へと増え続けると推算した。

 認知症高齢者の増加に伴い、診療費の負担も急激に膨らんでいる。国民健康保険健康保険研究院によると、韓国における40歳以上の認知症総診療費は、2010年の7797億ウォン(現在のレートで約893億円。以下同じ)から増え続け、12年に1兆1557億ウォン(約1324億円)と初めて1兆ウォン台を突破した。その後、16年に2兆890億ウォン(約2390億円)、20年には3兆415億ウォン(約3484億円)、23年には3兆3372億ウォン(3822億円)まで増え、年平均約12%の増加率を記録した。今年は3兆4161億ウォン(約3913億円)から3兆8037億ウォン(4356億円)の水準と予想され、2030年には最大4兆4482億ウォン(約5095億円)に膨らむ見通しだ。

 年齢・性別別の診療費の規模を見ると、80-90代の高齢女性の割合が大きい。2023年基準で高齢男性の認知症診療費は、80-89歳が3779億ウォン(約433億円)、90歳以上が1008億ウォン(約115億円)であった一方、高齢女性は、80-89歳が1兆3041億ウォン(約1494億円)、90歳以上が6839億ウォン(約783億円)であることが分かった。

 研究陣は「高齢女性の平均寿命が相対的に長く、認知症を患う期間が長いうえ、重症化するケースも多く、治療費と療養費の負担が増えている」と述べた。

安俊勇(アン・ジュンヨン)記者
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