【TV朝鮮】(アンカー)
警察による脱北者の身辺保護に重大な抜け穴がありました。身辺保護を受けていた30代の脱北女性が、自宅で遺体で発見されたのです。警察はこの事実すら、1カ月以上気づきませんでした。後になって捜査に乗り出し、他殺が疑われる点が見つかりましたが、有力な容疑者はすでに海外へ逃亡していました。
キム・スンドン記者がお伝えします。
マンションのドアノブが壊れた状態で、警察による規制線が張られています。
一昨日、ここで30代の脱北女性が遺体で発見されました。
警察がドアを壊して家の中に入ったときには、遺体はすでにかなり腐敗した状態でした。
(近隣住民)
「腐敗臭と言うんでしょうか。とてもひどかったです。昨日までにおいがすごくて…」
解剖の結果、他殺が疑われる点が見つかったことから、警察は同じく脱北者である30代の男性を有力な容疑者として特定しました。しかし、この男性はすでに海外へ出国した後でした。
(警察関係者)
「(死亡したのは)8月上旬と推定しています。(男性が最後に確認されたのはいつですか?)それも8月初めです」
昨年12月に脱北した女性は、ハナ院(北朝鮮離脱住民定着支援事務所)での教育を終え、今年5月にこのマンションに入居しました。
身辺保護と定住管理のため、担当警察官は月に1回以上、身辺確認を行わなければなりませんが、7月21日の被害女性との対面による接触が最後でした。
中国に行くために「書類が準備できたら相談をお願いしたい」と言っていたので待っていたとのことですが、指針に反して8月の1カ月間、安否確認をしていなかったのです。
(警察関係者)
「(担当警察官が)直接電話をしたり、そういったことはありませんでした。電話で話したことはありません」
警察はインターポール(国際刑事警察機構)に強力を要請して容疑者を追う一方、脱北者の身辺保護の過程で問題がなかったかどうかについても調べています。
TV朝鮮のキム・スンドンがお伝えしました。