味方しか守らない与党…「金勝源疑惑」の公益通報者まで攻撃

ロビー告発した人物の情報公開し攻撃…少数株主たちの被害は無視
金民錫代表「金勝源候補は見れば見るほどうまく選ばれた人事」 民意に逆行

 市民団体「経済正義実践市民連合」が11日、新型コロナウイルス感染症に関する「新薬ロビー疑惑」をめぐり、金勝源(キム・スンウォン)法務部(省に相当)長官候補の自発的な辞退を要求した。経済正義実践市民連合は「自ら辞退し、提起されたすべての疑惑について、捜査機関の調査に誠実に臨むべきだ」と主張した。

【図】株価操作の火種となった世宗メディカルの月ごとの株価の動き

 参与連帯も同日、声明を発表し「(捜査が)尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権のときだったということは、『請託が不正だったのか』という候補者検証の本質とは無関係だ」とし、関係者を人事聴聞会に呼んで事実関係をはっきりさせるべきだと主張した。また、人事聴聞会の証人採択を拒否した与党・共に民主党に対しては、「無責任だ」と批判した。

 共に民主党はこの日も金勝源候補を擁護した。共に民主党の金民錫(キム・ミンソク)代表は、党会議で「(金勝源候補の指名は)見れば見るほどうまく選ばれた人事だと判断することができる。守り抜く」と述べた。金民錫代表は疑惑を提起した無所属の韓東勲(ハン・ドンフン)議員について、「必ず処罰しなければならないという判断が、国民の間で高まっている」と語った。

 同じ会議で、共に民主党の朴善源(パク・ソンウォン)最高委員は、新型コロナウイルス感染症に関する新薬ロビー疑惑を2022年に捜査機関に通報した公益通報者のAさんに関する情報を持ち出した。朴善源最高委員は「(Aさんが)ブローカーのヤン氏に私的な交際を要求しただけでなく、(野党)国民の力側との親交もアピールした」とした上で「ジェネンセルの創業者カン氏らを相手に、金銭を巻き上げようとして失敗すると、逆恨みして無差別に通報したのだ」と主張した。

 Aさんがブローカーのヤン氏の会社で働いていたことは事実だが、Aさんの通報で始まった捜査により、ヤン氏とカン氏は賄賂供与の約束などの容疑で起訴され、一審の裁判を受けている。カン氏はまた、偽計公務執行妨害などの罪で一審において懲役3年、執行猶予5年を言い渡され、二審が進められている。Aさんは、国民権益委員会から公益通報者として認められている。

 新型コロナウイルス感染症に関する新薬ロビーや株価操作によって被害を受けたと主張する少数株主たちは同日、国会で記者会見を開き、「食品医薬品安全処の臨床試験承認の過程で、金勝源候補がどのような役割を果たしたのかを明らかにし、必要であれば再捜査すべきだ」と要求した。セジョン・メディカル実質株主連帯のペク・クァンジェ代表は、「共に民主党から連絡は来ていない」と話している。

キム・ヒョンウォン記者 , キム・サンユン記者
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  • ▲金勝源(キム・スンウォン)法務部(省に相当)長官候補が11日午前、ソウル市鍾路区の積善現代ビルに設けられた人事聴聞会準備事務所に姿を見せた。/ニュース1

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