年俸数億ウォンの韓国プロ野球選手たち、日本の社会人チームに0対5で完敗 「豊橋の惨事」

韓国のプロ選手たち、「二足のわらじ」の日本投手陣に完封負けを喫す

併殺打ばかりでチャンスを潰し「無気力な野球」

中国に勝てば決勝進出が有力、再び日本と対戦する可能性大

 もはや惨事と言うのも恥ずかしいほどだ。アジア大会5連覇を目指す野球韓国代表チームが25日、愛知県の豊橋市民球場で行われた2026年愛知・名古屋アジア大会の野球男子スーパーラウンド第1戦で、日本に0対5で敗北した。韓国は金倒永(キム・ドヨン)=KIAタイガース=、盧施煥(ノ・シファン)=ハンファ・イーグルス=ら最精鋭のプロ選手を総動員したが、社会人野球の選手だけで構成された日本に惨敗し、プライドが傷ついた。2010年の広州大会以降続いてきた金メダル獲得にも黄信号がともった。

【写真】野球スーパーラウンド第1戦、日本に敗れた韓国=アジア大会

 衝撃的な試合内容だった。数億ウォン(数千万円)、多ければ数十億ウォンの年俸を手にしている韓国の打者たちは、昼は会社で勤務し、午後から練習する日本の社会人野球選手たちを相手に、9イニングの間わずか1点も奪えず、崩れ落ちた。特に日本の先発としてマウンドに上がった左腕の樋口新(王子)は、7イニングを投げてわずか4本しか許さず、無失点で韓国打線を完全に封じ込めた。ストレートは球速140キロ台半ばでさほど速くないが、かみそりのような制球力とスプリットやカーブなどの変化球を効果的な場面で織り交ぜながら、無失点の好投を見せた。特に韓国は、6回までランナーがいる場面で併殺打ばかりを3本放ち、自らチャンスを無駄にした。

 樋口新は大学までエリート選手として活躍したが、プロに進めず昨年、社会人野球チームの王子に入団した。午前中は会社の施設部で掃除や荷物の持ち運びなどさまざまな仕事をこなし、午後から練習を行っており、事実上「二足のわらじ」に近い。特に、3日前の中国戦に先発登板して86球を投げたため、体力的に万全ではないのにもかかわらず、完ぺきな投球を披露した。その後に登板した嘉陽宗一郎(トヨタ自動車)、渕上佳輝(トヨタ自動車)も、それぞれ1イニングを無失点で完ぺきに抑え込んだ。

 韓国はマウンドでも、先発の蘇珩準(ソ・ヒョンジュン)=KTウィズ=が3イニング3失点(自責点2)と崩れた。3回1死一・二塁で、向山基生(NTT東日本)にレフト方向へのツーベースヒットを打たれて先制点を奪われ、続いてショートゴロと内野安打でさらに2点を失った。その後登板した金進旭(キム・ジヌク)=ロッテ・ジャイアンツ=が2イニングを無失点で抑えて流れを断ち切ったものの、6回にマウンドに上がった特級の抑え投手・趙丙炫(チョ・ビョンヒョン)=SSGランダース=が3分の2イニングで2失点を喫し、ダメ押し点を献上した。

 韓国はこの日「惨事」に見舞われたものの、26日のスーパーラウンド中国戦に勝利すれば、依然として決勝進出が有力視される。ただし日本も規定上、残る台湾戦に勝利するか、5点差以内の敗北であっても決勝に上がる状況のため、金メダルを争う可能性が高い。決勝戦でもきょうのように併殺打でチャンスを逃し、次々とヒットを打たれるなど、悲惨な試合内容が繰り返されれば、アジア大会5連覇達成も立ち消えになる可能性が高い。

カン・ウソク記者
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  • ▲25日午後(現地時間)、愛知県の豊橋市民球場で行われた2026年愛知・名古屋アジア大会の野球男子スーパーラウンド第1戦で、0対5で日本に敗れた韓国の選手たちが固い表情でグラウンドを後にしている。/イ・ヨンファン記者

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