現代自動車・起亜とソウル市、ソウルバス運送事業組合が手を組み、ソウル市内を走る「レベル4」自動運転路線バスの開発と商用化に乗り出す。レベル4とは、特定の区域・道路内で人の介入が全くない状態で車両が自ら走行し、突発的な状況にも自律的に対応する水準を指す。ソウル市は早ければ2029年に現代自・起亜が開発した自動運転バスを正規の市内バス路線に投入し、2030年には500台に増やす計画だ。
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現代自・起亜は1日、ソウル市・ソウルバス運送事業組合と、こうした内容を盛り込んだ「レベル4自動運転市内バス商用化および産業エコシステム構築のための業務協約(MOU)」を締結したと発表した。2027-2028年に専用バスと技術の開発を終え、2029年から本格的な実証・運行に乗り出す方針だ。
現代自・起亜は自動運転技術を適用する専用バスを開発し、供給する。運転に必要な操向・制動はもちろん、ドアの開閉まで電子信号で制御できるよう設計する。また、カメラやライダー(LiDAR。レーザー光の反射を利用したセンサー。レーザー・レーダー)などセンサーの種類と設置基準を標準化し、運行データを体系的に蓄積して、韓国国内の自動運転企業や研究機関、大学などと共有する予定だ。多数の自動運転バスをリアルタイムで管理し、非常時に対応できる運行管制プラットフォームも開発して投入する。
ソウル市は正規の運行に必要な政策と制度を整備し、老朽バスを置き換える際に自動運転バスへ転換する案を進めることにした。2030年には運転手のいない市内バスを500台まで増やす計画だ。現在、ソウル市内で運行しているバスは約7000台。これとは別に、バス組合は所属運輸会社の自動運転バスへの転換を支援する。車庫や充電施設なども整備し、バス業界が蓄積してきた配車・整備・安全管理の経験も共有する。ソウル市と運輸業界は、これにより運転手の人手不足と高齢化の問題を緩和し、毎年数千億ウォン(1000億ウォン=現在のレートで約116億円)規模の赤字が累積するバス運送システムの効率性も高められるとみている。