元法務長官で野党・祖国革新党代表だった曺国(チョ・グク)受刑者の娘、被告人チョ・ミン(33)が入試不正の疑いで二審でも罰金刑を宣告された。
ソウル中央地裁刑事控訴第2-3部(チョ・ウナ、郭楨漢〈クァク・ジョンハン〉、姜熙錫〈カン・ヒソク〉部長判事)は23日、虚偽作成公文書行使・業務妨害・偽計公務執行妨害で起訴された被告人に一審と同じく罰金1000万ウォン(約100万円)を言い渡した。
検察は一審求刑と同じ懲役1年・執行猶予3年を求刑していた。
同地裁は「被告人の法理誤解主張について、原審判断の法理と記録を対照し、綿密に調べた結果、原審の判断は正当だった」「原審の量刑は被告人の有利または不利な状況を十分尊重して刑を定めており、特別な事情変更は見当たらない」として検察と被告人の双方の控訴を棄却した。
被告人は母親の鄭慶心(チョン・ギョンシム)元東洋大学教授(62)と共に2014年6月10日、釜山大学医学専門大学院に対し虚偽作成した入学願書・自己紹介書・偽造された東洋大学総長表彰状を提出し、入学査定業務を妨害したとして在宅起訴された。
また、2013年6月に両親と共にソウル大学医学専門大学院に虚偽作成された自己紹介書・ソウル大学法学部公益人権法センター長名義のインターンシップ確認書・東洋大学総長の表彰状などの偽造された証明書類を提出したとされる。
一審は昨年3月、被告人の公訴事実を有罪と認めたものの、検察の求刑よりも軽い罰金1000万ウォンを言い渡した。これに対して検察と被告人の双方が控訴していた。
子の入試不正や青瓦台(大統領府)監察もみ消しなどで起訴された曺国受刑者は昨年12月、大法院(最高裁判所)で懲役2年の刑が確定し、服役中だ。母親のチョン元教授も子の入試不正疑惑に関して大法院で有罪確定判決を受けた。
リュ・ビョンス記者