不況でも中国で生産増、現代自の「逆転発想経営」とは

不況でも中国で生産増、現代自の「逆転発想経営」とは

「中国市場は現代・起亜自動車の未来を決める最重要地域として浮上している。今年は中国での販売目標の100万台を必ず突破し、中国市場での地位を確かなものとしなければならない」

 現代自グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は2010年4月、起亜自動車の中国工場を訪問した際に、100万台の目標を掲げた。その年、現代・起亜自は中国で103万6000台を売り上げた。2002年末に中国に本格的に進出して以降、足掛け8年にわたってのことだった。その後も、この勢いはとどまるところを知らない。現代自は先月、年産40万台規模の中国第3工場の稼動を始めた。年産で各30万台の規模を誇る第1、2工場と合わせれば、ざっと年産100万台になる。現代自よりも17年先に中国進出を果たした上海フォルクスワーゲンが25年かかって成し遂げた年産100万台体制を、わずか10年で構築したことになる。

…続きを読む

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>