平昌五輪:難読英語標識・和式トイレ…外国人客が挑む「ミッション・インポッシブル」

 今のままでは、江原道内の宿泊も外国人観光客にとってまた別の「挑戦」になりそうだ。平昌郡や江陵市をはじめとする道内の主なリゾート施設や高級ホテルは来年の五輪期間中、既に国際オリンピック委員会(IOC)関係者や各国役員団に割り当てられている。このため、これらのホテルより評価が低い残りの宿泊施設に観光客を宿泊させることになるが、ベッドがない施設も依然として相当数に上る。江原道の支援で改善工事をした宿泊業者は、3市・郡にある宿泊施設290カ所のうち36カ所(12.4%)だ。江原道ではトイレ補修などの改善事業を勧めているが、宿泊施設の事業主たちも「コストの問題や必要性」などの理由で積極的ではない。江原道関係者は「今年は3市・郡で飲食店183店、宿泊施設148カ所を追加で改修する計画だ。五輪まで全職員が観光客の応対にエネルギーを集中させている」と語った。

 漢陽大学観光学部のイ・フン教授は「残った期間に、環境がきちんと整備された所は自治体で認証して事業がうまくいくよう誘導する一方で、整備が必要な所にはさらに支援するという2つの政策が必要だ。国際大会開催後、江原道と平昌郡は世界的な観光地になるだろうということを自治体と道民が共有し、『我らの大会』という意識を持つことが重要だ」と述べた。

平昌=イ・テドン記者 , イ・スンフン記者
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