「死ぬまで飲もう」と焼酎62本、アルコール中毒治療中の44歳女性死亡

 29日午後0時15分ごろ、江原道旌善郡古汗邑の旅館のトイレで女性Pさん(44)が死亡しているのが発見された。Pさんと旅館の一室にいた男性Cさん(41)が母親に電話をかけ、「一緒に飲酒していた人が死んだようだ」と告げたことから、母親が警察に通報した。

 警察官が現場に到着した当時、Pさんは外傷がない状態でトイレに倒れていた。2人は19日から旅館に宿泊していた。2人は全羅北道金堤市の病院でアルコール中毒の治療を受けていて親しくなった間柄だった。入院治療中だったCさんは18日、病院から外出を認められたため、Pさんに連絡し、「死ぬまで酒を飲もう」と話し、江原道への旅行を持ちかけたという。

 旌善郡に到着した2人はすぐに旅館に宿泊し、11日間で360ミリリットル入りの焼酒(ソジュ、韓国式蒸留酒)32本、1.8リットル入り焼酒6本を飲んだ。一般的な360ミリリットルの瓶に相当すると62本を飲んだ計算になる。Cさんは酒を買うために2回旅館の外に出たが、Pさんは一度も部屋を出なかったという。警察はPさんの死因を調べるため、遺体を国立科学捜査研究所に送った。

旌善(江原道)=チョン・ソンウォン記者
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