インターン記者を一般市民と称しインタビュー、韓国MBCが謝罪

 MBCが元日のメーン・ニュース番組のレポートで、同社インターン記者に対して一般市民であるかのようにインタビューした映像を放送し、視聴者から激しい批判を浴びている。 MBCは2日、ニュース番組を通じて正式に謝罪した。

 MBCは1日午後8時から放送された『MBCニュース・デスク』で、「2018年最大の話題・改憲…市民の考えは?」というレポート企画を放送した際、「大学生チュさん(24)」と称する女性のインタビュー映像を流した。「チュさん」は「国政介入問題やろうそく革命を経て帝王のような大統領制の弊害を認識したが、そうした出来事が憲法の精神に盛り込まれるといいと思う」と語った。インタビュー映像の下の字幕には名前の右に「24歳、学生」と書かれていた。「チュさん」に続いてインタビューを受けた「会社員ナムさん(35)」は労働者問題に言及、「労働者というのはどうしても弱者にならざるを得ない」と話した様子も放送された。

 ところが放送後、あるネットユーザーがインターネット上にこのインタビュー映像と、「チュさん」がMBCのインターン記者として活動している時に撮影された映像を掲載して問題提起した。「MBCは自社インターン記者を一般市民であるかのように装って世論操作をした」という指摘だ。事実、「チュさん」は先月29日までMBCニューメディア局所属のインターン記者として活動、『Mビッグニュース』という名の社内広報映像などを制作していたことが確認された。「会社員ナムさん」は、このレポートをした記者の友人だった。また、「チュさん」と一緒にインタビューを受けた別の学生1人も「チュさん」の紹介による同じ大学の学生だった。MBC関係者は「『チュさんはインターン記者だったから問題になるのでは』という指摘はあったが、内部協議した結果、『大学生に戻ったのだから問題はない』という結論に至ったと聞いている」と語った。

パク・サンヒョン記者
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