日本人の「がん」に学べ、韓国でも10年以内に乳がん増

 日本国立がん研究センターの乳腺外科の外来には、40代の女性と60代半ばの女性が多く来院する。現在日本人女性の間で乳がんは圧倒的に発生率が高い。女性の10人に1人が乳がんにかかる計算だ。韓国は18-20人に1人の割合だ。乳がんの発生年齢は40代後半に急増し始め、60代半ばで絶頂を迎える。こうしたパターンは、2000年代半ばから見受けられた。西欧文化と低出産世代の40代後半から急増し、高齢化が進んだことで60代半ばにまで移行しているのだ。韓国では現在約50歳で絶頂となるが、最近では60代でも少しずつ増えている。国立がん研究センターの木下貴之科長(乳腺外科)は「韓国は日本よりも高齢化のスピードが速いため、こうした現象がさらに早く現れることが予想される。近く日本のように60代の乳がん患者が増えるだろう」と予測した。

 日本は昨年初めて大腸がんの発生件数が、これまでトップだった胃がんの発生件数を抜いた。ここ30年間で胃がんの発生率は引き続き低下しており、大腸がんは1990年代後半から大きく増え始めた。高齢化の割合と大腸がんの増加傾向を考慮すると、現在の韓国はまさに90年代後半の日本と言える。大腸がんは胃がんよりも相対的に高齢者に多く生じるため、高齢化が進めば進むほど増える傾向にある。韓国も高齢者の占める割合が20%を突破する2025年ごろには、日本のように代表的な消化器がんが「胃がん」から「大腸がん」に移行するものと思われる。

【グラフィック】 日本のがんを通じて見た韓国のがん

東京=キム・チョルチュン医学専門記者
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