【萬物相】四つんばい駅伝選手に見る韓日の文化的違い

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 今年100回目を迎えた日本の夏の甲子園大会(全国高等学校野球選手権大会)で、甲子園球場の熱気はものすごかった。無名の地方校である秋田県立金足農業高校が準優勝したが、同校の投手は予選から本選準決勝までの10試合に出場、完投勝利を収めた。準決勝で134球を投げ、翌日行われた決勝でもまた登板したものの、5回までで12失点して崩れた。代わりに投げる選手がおらず、チームのために犠牲になったためだった。若い高校生の体を壊す虐待だとの非難もあったが、その「闘魂」をたたえる声の方が多かった。

 数日前に福岡で行われた駅伝大会で、19歳の飯田怜選手が右足を骨折しながら、最後の300メートルを四つんばいになって進んでたすきを渡し、話題になった。駅伝とは次の走者にたすきを渡さなければならないリレー方式の長距離走だ。飯田選手が痛みをこらえて両手・両ひざをついてアスファルト道路を四つんばいになる様子はテレビでそのまま中継された。今回も最後まで任務を果たしたとして、闘魂を賞賛する声が多く寄せられた。しかし、歩くこともできないほどのけがをした10代の女子選手が、ひざが血だらけになってもはいつくばって進むのは正しいあり方なのかとの指摘もある。

 日本では子どものころから「他人に迷惑をかけてはいけない」と教えられる。「迷惑」をかけることを避けようとする文化だ。飯田選手は全治3カ月以上という重傷を負った。それでも、見舞いに訪れた監督に「申し訳ない」と頭を下げた。チームに迷惑をかけたというのだ。これは日本では一般的なことだ。中東で拘束され、首切られて死亡した男性の父親がテレビに出て「迷惑をかけて申し訳ない」と言ったこともある。

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