徴用・慰安婦・独島…研究者が見た『反日種族主義』の3大争点

(3)独島領有権

-『反日』:韓国の独島領有権主張は歴史的根拠が希薄。朝鮮王朝時代の地図では宇山島の位置がばらばらに描かれていたほどで、独島に対する領有認識はなかった。1905年に島根県が独島を編入したときも大韓帝国はこれといって抗議しなかった。

-チェ・ウンド東北アジア歴史財団独島研究所長:16世紀の地図を現代の地図と同じ視点で解釈するのは無理。朝鮮王朝時代の地図を見ると、宇山島は17世紀末の安竜福(アン・ヨンボク)事件を契機として鬱陵島西側から東側へ場所を移す。宇山島に対する認識が具体化していることを意味する。『東国文献備考』(1770年)などには「鬱陵と宇山はいずれも宇山国の地で、宇山とはまさに倭人の言う松島(独島)」と記録されている。日本が1905年に独島を領土に編入すると、この事実を把握した鬱陵郡守が政府に報告した。参政大臣は指令3号を下し、「独島領地うんぬんする説は全く根拠がない」ということと、「再び調査して報告すべきこと」を指示した。だが「乙巳勒約(いっしろくやく)」で外交権を剥奪された朝鮮は日本に抗議できなかった。何より、1877年に明治政府の最高国家機関である太政官が「鬱陵島と独島は日本とは関係ない場所で、朝鮮領」と確認した。

金基哲(キム・ギチョル)学術専門記者
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