アジア攻略に乗り出した「K-粉ミルク」

 世界最低水準の出生率を憂いている韓国の粉ミルク業界が中国や東南アジア諸国などのアジア市場攻略に乗り出した。

 ロッテグループ系列のロッテフードはこのほど、ベトナムのハノイで粉ミルク「With Mom」2種の発売イベントを行ったと23日、明らかにした。ベトナムの粉ミルク流通専門会社「プオンリン社」と協力関係にあるロッテフードはまず来年、ベトナムに20万缶を供給する計画だ。ロッテフード関係者は「韓国の清浄地域である江原道で生産した製品であることを強調し、信頼性をいっそう高める方針だ」と語った。ロッテフードは2014年にベトナムに粉ミルクを初めて輸出して以来、年平均50%近く輸出を増やしているという。

 大手乳飲料メーカーの南陽乳業は2006年のベトナムをはじめにアジア市場に進出、現在はカンボジア・中国・サウジアラビアなどに粉ミルクを輸出している。毎日乳業は先月から韓国企業としては初めて無乳糖粉ミルクや早産児用粉ミルクという特殊粉ミルク2種を中国に輸出している。

ソク・ナムジュン記者
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