韓国野党の一部から首都圏の事前投票に不正説…統計学者「投票傾向の類同に起因」

■投票箱すり替え?

 それにもかかわらず、疑惑を主張する側からは事前投票と開票の間に4-5日あった点などを挙げ、投票箱がすり替えられた可能性を指摘する声がある。つまり、選挙区外の事前投票箱が移送される過程ですり替えが行われた可能性があるというのだ。これに対し、選管は「各市・道の選管が監視カメラを設置し、投票箱を24時間監視している。それに、事前投票箱は立会人が見守る中で封鎖、封印され、事務員、立会人、警察が付き添い、選管に移される」と説明した。

■開票プログラムに不正?

 一部には選管の開票プログラムで不正が行われたとの主張もある。これについても、選管は「あり得ない」と一蹴。「開票状況の入力は現場の投票用紙の数を集計し、選挙管理システムに入力する単純な構造で、プログラムの不正やサーバーハッキングなどが介入する余地はない」と指摘した。それに、開票現場に投票用紙の実物があり、市・道の選管にも「開票録」「選挙録」などの資料が存在するため、二重、三重のチェックが可能だという。さらには、候補側の立会人も現場でいくらでも確認でき、場合によっては裁判所に証拠保全を申し立て、訴訟を起こすこともでき、開票の不正は不可能だという。

崔燕真(チェ・ヨンジン)記者
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