日本製漫画破り米サイトで1位、Kウェブトゥーンが巣ごもり族を魅了

■「マンファ」の再発見、アクセス45億回「神之塔」

 作家イ・ジョンフィ氏が手掛けた「神之塔」の累計アクセス数は45億回だ。主人公の少年・夜(よる)=韓国語ではパム=が少女ラヘルを探して塔に登るファンタジー作品だ。ネイバーウェブトゥーンで11年にわたり連載されており、英語、中国語、日本語など11言語に翻訳された。昨年にはウェブトゥーン(2部20話)に読者のコメント100万件が寄せられた。「ノブレス(Noblesse)」(累計アクセス回数46億回)、「ゴッド・オブ・ハイスクール」(同38億回)も神之塔に劣らぬ人気ぶりだ。

 成功した作品が稼ぐ収入も巨額だ。「俺だけレベルアップな件」は今月1日、日本だけでわずか1日に2815万円を売り上げた。日本人読者約50万人が1編当たり61円を払い、ウェブトゥーンを見た結果だ。韓国インターネット企業大手、カカオの子会社カカオジャパンが運営する「ピッコマ」で公開されたこの作品は過去14カ月に日本で7億6500万円を稼ぎ出した。

 韓国の漫画が世界進出を果たす後ろ盾はネイバーウェブトゥーン、ピッコマ、コミコなど韓国の3大ウェブトゥーン会社だ。3社は指でスマートフォンを操作して見るのに適した画面のアプリを提供し、世界的に人気となっている。ネイバーの子会社、ネイバーウェブトゥーンは世界100カ国以上でグーグルプレイの漫画カテゴリーで1位となっている。月間ユーザーは6200万人を超える。日本市場に強いピッコマ、インターネット企業NHNのウェブトゥーン「コミコ」もそれぞれ450万人、600万人のユーザーを抱える。伸びは毎年2桁台と驚異的だ。韓国の漫画はこの波に乗り、全世界の読者の目に止まり始めた。

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