ピン札のように束ねられた事前投票用紙、規格外の用紙も…(下)

「選挙不正説」を追及する朴柱ヒョン・元青瓦台特別監察担当官インタビュー

-どういうことか。

 「そのデータが事前に作られていたという意味だ。それに投票数を合わせたのではないかという見方だ。内部関係者によってデータが流出した可能性がある」

-立証できない主要を騒ぎ立てる場合ではない。分析データの出所を確認しなかったのか。

 「IPデータを追跡したところタイだった。自分は以前国税庁教育院の専任教授を3年務めたので、統計数値には通じている。でっち上げの値があったと思う。自分が『事前投票結果が不正ではないと証明できれば1000万ウォン払う』とインターネット上に書き込んだがまだ誰も現れない」

-与党の事前投票圧勝は戦略投票の結果だという分析がある。「有権者は一つの母集団ではなく、事前投票と本投票の集団は全く別個だ」とする主張もあるが。

 「与党支持者が事前投票日に大挙押し寄せて戦略投票したという主張は虚構だ。全国の1537の洞別の事前投票率と政党投票率を比較した分析データがある。民主党の得票率が高い選挙区ほど事前投票率が低く、統合党の得票率が高い選挙区では逆に事前投票率が高かった。事前投票が決して与党勢力の傾向による票ではなかったことを示している」

-この分析データは検証されたものか。

 「最近検証されたものだ。当然のように受け入れられた選挙結果分析で矛盾する点がまだある。本投票に出かけた人は保守傾向の60代以上が多かったとされるが、実際には与党支持傾向の30、40代の方が圧倒的に多かった。しかし、結果は民主党よりも野党統合党の票が若干多かった。事前投票を行った人は50、60代以上が多かったが、与党が22ポイントも上回った。普通には説明が付かない」

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ピン札のように束ねられた事前投票用紙、規格外の用紙も…(下)
  • ピン札のように束ねられた事前投票用紙、規格外の用紙も…(下)

right

あわせて読みたい