ピン札のように束ねられた事前投票用紙、規格外の用紙も…(下)

「選挙不正説」を追及する朴柱ヒョン・元青瓦台特別監察担当官インタビュー

-開票所では選管職員、開票事務員、政党の立会人が見守っている。投票分類機と計数機を経た100票ごとの束を手作業で確認する。開票状況表を壁に張り、リアルタイムで政党とメディアに共有する。上級選管にそれをファクスと電算ネットワークで報告する。どうやって不正ができるというのか。

 「100枚単位の投票用紙をざっと見るだけで、投票数を細かく作業は行わない。投票用紙の分類器で『2番』の票や無効票が『1番』に流れる場面の動画がある。扶余選挙区では投票用紙の分類機では与党候補の票が多かったが、手作業では100票以上劣勢だった。ソウル市城北区の開票所では電子開票機が1810票を1680票と認識したケースがあった」

-そうした事例はむしろ電子開票機でエラーが発生した際、それを察知できるシステムがある証拠ではないか。

 「立会人が細かくチェックできる現場ではない。発覚しなかったケースがもっと多かったはずだ」

 朴氏は疑惑を事実と盲信し、自己中心的に誤って解釈している可能性がある。それでもメディアとしては疑惑を提起する余地は十分にあると考える。無視したり、あざけりや非難の対象としたりすべきではない。世の中に選挙不正説が広まっている今だからこそ、積極的に検証する姿勢が正しい。

チェ・ボシク上級記者

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