Kウェブトゥーンが急速に成長した背景には、ウェブトゥーンが映画・アニメ・ゲームなどさまざまなコンテンツへと拡大・開発されたこともある。第一章(シリーズ1)と第二章(同2)で観客1000万人を動員した映画『神と共に』はネイバー・ウェブトゥーンに掲載された作品が原作だ。このほど放映が終了したテレビドラマ『梨泰院クラス』の原作も次のウェブトゥーンである。ネイバーは今年4月、累積照会数45億回のウェブトゥーン『神之塔-Tower of God-』を原作にアニメを制作、米国などで好評を博した。定額制動画配信サービス「ネットフリックス」もこのほど、ネイバー・ウェブトゥーンに掲載された『Sweet Home-俺と世界の絶望-』をドラマ化している。
■年収1億ウォンを超えるウェブ漫画家も多数
ウェブトゥーン産業が成長するにつれてウェブ漫画家の地位も高まった。2005年にネイバー・ウェブトゥーンで活動していたウェブ漫画家は4人で、作品数も3作品に過ぎなかったが、今年6月の時点では607人、995作品(完結含む)に達した。輸入も大幅に増えた。昨年9月時点でネイバー・ウェブトゥーンに連載している漫画家(359人)の年間平均収入は3億1000万ウォン(約2800万円)で、このうち62%に当たる221人は年に1億ウォン(約900万円)以上を稼いだ。上位20位のウェブ漫画家の年間収入は平均17億5000万ウォン(約1億5800万円)にもなる。人気ウェブトゥーン『復学王』の作者キアン84は昨年末、ソウル市松坡区石村洞のビルを46億ウォン(約4億円)で購入した。
崔仁準(チェ・インジュン)記者