【独自】金正恩委員長「ペットを飼うのはブルジョア」…次々と補身湯店送り

【独自】金正恩委員長「ペットを飼うのはブルジョア」…次々と補身湯店送り

 北朝鮮が先日、平壌で「犬のペット」を飼う行為について「資本主義の要素」と規定し、厳しく取り締まっていることが分かった。対北制裁とコロナ事態の長期化で最悪の経済難に直面している北朝鮮が、内部で大々的な「非社会主義」闘争を通じた綱紀の粛正に乗り出したとの見方が出ている。

 北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は2日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が今年7月、国が困難な状況にあるにもかかわらず、平壌市民の間でペットが飼われていることについて「ブルジョア思想に染まった行為、資本主義要素の一部分」として「ペット禁止令」を下したと伝えた。この消息筋は「金正恩氏の一言で、最近平壌では人民班ごとにペットを飼っている家を全て把握し、自分から差し出させるか、強制的に取り上げて処分している」「ペットの一部は中央動物園に送られ、一部はタンコギ店(補身湯=犬肉の鍋料理店)に売られたり、食べられたりしている」と伝えた。

 対北制裁とコロナによって経済状況が悪化し、不満が高まる中で起こった今回のペット強制処分事件により、犬を飼う平壌市民の間では金正恩氏に対する認識が悪化しているという。この消息筋は「容赦のないペット処理のやり方に、平壌の飼い主たちは泣き叫びながら金正恩氏の悪口を言っている」「動物にも感情があるのに、金正恩氏は感情もないといった批判が出ている」と伝えた。

■韓国の全世帯のうちペット飼育の実態は?

キム・ミョンソン記者
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 【独自】金正恩委員長「ペットを飼うのはブルジョア」…次々と補身湯店送り

right

あわせて読みたい