780億ウォンかけた気象システム、予報どころか中継もできないのか

 5日未明、韓国の江原道、京畿道北部を中心に大雨が降ったが、前日の予報とは異なり、首都圏には特に被害がなく、韓国気象庁は「誤報庁」と皮肉られている。気象庁は「異常気象による異例の気象状況で予測が非常に難しかった」と説明した。

■「予報」どころか「中継」も困難

 気象庁は5日午前、ソウル市と京畿道、江原道の嶺西地方に突風や雷を伴った1時間当たり50~100ミリの雨が降ると予報した。しかし、5日午後7時現在で、江原道の高城、鉄原などでは200ミリ前後の雨が降ったが、首都圏の大半の地域では20~30ミリの雨が降るにとどまり、再び予報能力が批判を浴びた。気象庁がウェブサイトで10分ごとに雨雲の動きを予測して提供している「超短期降水量予測」も外れる地域が出て、インターネット上では「『予報』はだめでも、(雨雲の)『中継』はちゃんとできないものか」という批判が聞かれた。

 民間の気象情報会社、ケイウェザーのパン・ギソン・センター長は「現在の予報能力では超短期予測は難しい。雨雲が接近する様子を衛星で観測するとしても、実際に陸地に到達した際、どんな要素が影響を与え、雨が多く降るか、あるいは降らないかを予測するのは容易ではない」と指摘した。

■780億ウォンをかけた韓国型予報モデル

 気象庁は予報の正確性を高めるため、今年4月に韓国型数値予報モデル(KIM=Korean Integrated Model)を導入した。2011年から19年まで総額780億ウォン(約69億円)を投じた。KIMは一種の気象予測プログラムで、気象庁が使用するスーパーコンピューターで動く。これまでは英国モデル(UM)を使用していたが、英国と韓国の地形や気象特性は異なるため、より精密な結果値を得るため、独自技術で気象予報モデルを構築したものだ。

キム・ヒョイン記者
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  • ▲韓国気象庁が2014年11月、569億ウォンを投じて導入したスーパーコンピューター4号機/気象庁

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