韓国与党のメディア掌握シリーズ、今度はポータルサイト検閲

尹永燦議員騒動で明らかになったポータルサイト統制

 その尹永燦議員は前日、自分のテキストメッセージについて、「共に民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表演説の時と比べて公平性に問題があるのではないか調べようとしたもの」と述べた。尹永燦議員は騒動が広がるや、「私の間違いだった」と謝罪しながらも、重ねて「ニュース編集アルゴリズムの客観性と公正性を問おうとしたもの」と説明した。しかし、誰よりもポータルサイトのアルゴリズムをよく知る尹永燦議員が、ポータルサイトのニュース編集アルゴリズムを問いただそうとしたのは理解しがたいとの指摘が出ている。野党では「与党は『公営放送を事実上、親政府放送局にした』と批判されてきたのに、今やポータルサイトに掲載された第1野党院内代表の記事1件を口実にポータルサイトまで掌握しようとしている」と言った。

 朱豪英院内代表は「第5共和国(全斗煥〈チョン・ドゥファン〉政権)時代の報道指針がよみがえったような気がする」とコメントした。国民の力メディア特別委員会は同日、尹永燦議員の議員辞職を要求した。特別委員会は尹永燦議員が前日、カカオ幹部に直接電話をかけて圧力を加えたと主張している。尹永燦議員とカカオ側はそういうことはなかったと言った。同党の朴大出(パク・デチュル)議員はポータルサイトの代表と役職員も「金英蘭(キム・ヨンラン)法(不正請託禁止法)」の不正請託禁止対象に含まれるという内容を盛り込んだ「尹永燦防止法」を発議した。

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崔燕真(チェ・ヨンジン)記者 , キム・ジョンファン記者
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