監査前日の夜、原発資料444件を削除していた

監査院、産業通商資源部職員の月城原発1号機捜査妨害で捜査依頼

監査前日の夜、原発資料444件を削除していた

 韓国監査院による月城原子力発電所1号機早期閉鎖決定をめぐる監査が開始された際、韓国産業通商資源部職員が関連する証拠資料と青瓦台に報告した資料など444件のファイルを組織的に削除していたことが判明した。他の職員の目を避け、日曜日の夜11時といった深夜に事務室に入り、コンピューターのファイル名を変更後に削除するなど復旧不可能状態で「証拠隠滅」を図っていた。エリート公務員が監査妨害のため、犯罪集団のように動いていたことになる。

 監査院は20日、そうした内容が含まれた監査結果報告書を発表し、監査を妨害した産業通商資源部の局長、職員らに対する厳しい懲戒処分を求めた。また、白雲揆(ペク・ウンギュ)元産業通商資源部長官は2018年4月、経済性評価の結果が出る前の段階で、「韓国水力原子力の理事会(取締役会)の決定が出たら、遅滞なく直ちに稼働中断」という指針を下していたという。「月城原発の経済性も不合理に低く評価された」との結論も下した。月城原発1号機の稼働を継続したほうが経済的だったにもかかわらず、数値をでっち上げ、閉鎖決定を下した格好だ。

■腐敗認識指数1位はデンマーク&NZ、韓国は39位、日本は?

ノ・ソクチョ記者
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