「クアッド参加反対」文正仁発言に米専門家「同盟の評価を切り下げるな」

クアッド4カ国は合同海上訓練を開始

「クアッド参加反対」文正仁発言に米専門家「同盟の評価を切り下げるな」

 韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は先日「韓国が米国による反中軍事訓練に参加すれば、中国は韓国を敵と見なすだろう」と発言したが、これを巡って米国国内で波紋が広がっている。米国ではこの発言について「中国をけん制する安保協議体『クアッド』拡大構想に堂々と反対した」と受け取られており、さらに「同盟の評価を切り下げている」といった批判の声も出ている。

 米ランド研究所上級防衛アナリストのブルース・ベネット氏は3日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)とのインタビューで「文正仁氏をはじめとする韓国の安全保障専門家の多くは、韓米同盟が『相互防衛条約』によって構築された事実を忘れている」「両国による条約の名称に『相互』という言葉が入っているのは、双方が互いに助け合うことで合意したという意味だ」と指摘した。ベネット氏はさらに「米国は韓国に対してここ70年間、かなりの軍事支援を行ってきた。その米国が今、中国を『米国に対して積極的に冷戦を仕掛ける国』と見なしている」「韓国が米国に負っている多くの負債を返すべき時というのが米国の見方だ」とも述べた。

■「世界で最も平和な国」1位はアイスランド、韓国48位、日本は?

キム・ウンジュン記者
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