パシフィック・フォーラムCSIS(戦略国際問題研究所)のラルフ・コッサ名誉会長は「現在、クアッドはいかなる種類の同盟でもなく、自由で開かれたインド・太平洋を促進する民主主義諸国の集まりだ」「文教授はこの原則に反対しているのか、あるいは米国政府が支持することに対して無条件反対するのか気になるところだ」と話した。米ヘリテージ財団のブルース・クリンナー上級研究員は、「韓国が(クアッドに)参加すれば、新冷戦時代の最前線に立つかもしれない」とする文氏の発言を引き合いに出し「実際は韓国が1950年に北朝鮮に侵攻されて以来、冷戦の最前線に立ってきたということだ」と皮肉った。
このような中で米国、インド、日本、オーストラリアからなるクアッド4カ国は、この日からインド洋東北部のベンガル湾で定例の合同海上軍事訓練「マラバール」を実施すると発表した。米国は現在、複数の経路を通じて韓国にもクアッドに参加するよう説得しているが、韓国政府は判断を保留している。
一方でケイ海明・駐韓中国大使はこの日、韓国与党・共に民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)代表に会い「習近平・中国国家主席の韓国訪問計画は揺らぐことがない」と説明した。ケイ大使はこの日、李代表に面会した際に行った非公開の対話で「できるだけ早い時期に中国を訪問してほしい」と要請したという。