ソウル陽川警察署は9日、こうした捜査結果を含む報告書と共に、女の逮捕令状を請求した。女に適用した容疑は児童虐待致死。Aちゃんを足で蹴ったり、重い物を背中に落としたりして腸を破裂させ、死亡させたものと警察では把握している。直接の死因である腸破裂のほか、Aちゃんの頭の骨と肋骨(ろっこつ)、鎖骨、脚の骨などはあちこち折れたり、粉々になったりした痕跡が残っていた。
警察の捜査の結果、女は「実の娘に妹を作ってあげたい」という理由でAちゃんを養子にしたという。それでいながら1カ月後に虐待を始めたのだ。警察が確認した放任回数だけで16回に達する。家族が外食をしに行った時、Aちゃんだけ地下の駐車場に放置するなど、家や車の中に何時間も放置することがあった。警察関係者は「防犯カメラなど複数の点について総合して捜査した結果、母親の方が虐待に責任があることを確認した」と話す。警察は「夫は放任事件の共犯だが、昼間の時間帯は主に職場にいた。暴行に加担したかどうかは引き続き捜査しているところだ」としながらも、「比較的容疑が軽い」としている。女の令状実質審査はソウル南部地裁で11日午前に行われる。