「朴元淳前ソウル市長の疑惑、尋ねただけで流出させてはいない」という南仁順議員

「朴元淳前市長提訴の事実を流出させた人物」検察発表から6日後、理解に苦しむ弁明

「朴元淳前ソウル市長の疑惑、尋ねただけで流出させてはいない」という南仁順議員

 検察の捜査により、朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の「セクハラ(性的嫌がらせ)提訴」を同前市長側に伝えたことが明らかになった与党・共に民主党の南仁順(ナム・インスン)議員が5日、「私は提訴事実を事前に知らなかったし、流出させたこともない」と言った。朴元淳前市長は、ソウル市ジェンダー特別補佐官を通じて南仁順議員の連絡を受けた翌日自殺したが、南仁順議員はこの事件への関与を否定したものだ。野党・国民の力や正義党は「偽善的で苦しい言い訳」と南仁順議員に辞任を要求した。

 ソウル北部地検は先月30日、「朴元淳提訴流出事件」の捜査結果を発表、朴元淳前市長によるセクハラ事件の内容が捜査開始前に同前市長側に流出した過程の中心人物として南仁順議員を名指しした。この事件の被害者の弁護人側から「朴元淳前市長をセクハラで告訴する予定だ」と伝えられた韓国女性団体連合代表が南仁順議員に関連事実を伝え、同議員がイム・スンヨン・ソウル市ジェンダー特別補佐官に電話で「朴市長関連で芳しくない話が出ているようだが、何があったのか」という内容の話をしたというものだ。南仁順議員は韓国女性団体連合の代表を務めた経験があり、イム・スンヨン特別補佐官は同議員の補佐官をしていた。イム・スンヨン特別補佐官から南仁順議員が伝えられた話を聞いた朴元淳前市長は、その日の夜遅くに対策会議を開き、翌日イム・スンヨン特別補佐官に「この高波を私が越えるのは難しそうだ」というメッセージを残した後、死亡しているのが発見された。

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パク・サンギ記者
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