「朴元淳前ソウル市長の疑惑、尋ねただけで流出させてはいない」という南仁順議員

「朴元淳前市長提訴の事実を流出させた人物」検察発表から6日後、理解に苦しむ弁明

 南仁順議員は昨年7月、朴前市長セクハラ事件が発生した時から、「女性団体出身の国会議員なのにもかかわらず、被害者を保護することなく事件内容を流出させた」という疑惑が持たれていた。しかし、南仁順議員は当時、疑惑を強く否定した。今回の検察発表後も沈黙していたが、6日目の同日、見解文で「訴えられた事実を流出させたという報道は事実ではない」と反論した。南仁順議員は「検察発表でも、朴元淳前市長が特別補佐官を通じて最初の情報を取得したのは、被害者の告訴状受理前だ」「ただ、私は特別補佐官に『何があったのか』と聞いてみたもの」と述べた。だが、南仁順議員はその一方で、朴元淳前市長の事件を誰かから聞き、どのような内容を伝えられたのかは明らかにしなかった。南仁順議員は共に民主党ジェンダー暴力対策タスクフォース(TF)委員長も務めている。

 検察捜査により、南仁順議員が朴前市長セクハラ事件にかかわった状況が明らかになったが、共に民主党指導部は何も公式見解を出していない。同党は「まだ追加のファクトチェックが必要だ」とだけ言っている。しかし、朴前市長セクハラ事件が原因で今年4月にソウル市長補欠選挙が行われることを考えれば、共に民主党は党としても道義的責任を取るべきだという批判がある。同党はこの事件が発覚した当初、被害者を「被害呼訴女性(被害を受けたと訴えている女性)」と呼んだが、南仁順議員がこの呼称を提案したことが分かった。

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パク・サンギ記者
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