慶熙大原子力工学科の鄭ボム津(チョン・ボムジン)教授は「トリチウムは水がある場所でよく検出され、月城付近の濃度はもちろん他地域よりも比較的高い」としながらも、「(年間の)被ばく濃度はカタクチイワシ1グラムを摂取した程度だ」と指摘した。鄭教授はまた、民主党の主張の根拠となったMBCの報道について、「月城原発の敷地から1リットル当たり最大で71万3000ベクレルのトリチウムが検出されたというが、それは外部には流出せずに回収され、廃棄物処理基準に従って処理される。危険を誇張し、住民の恐怖心を誘発している」との認識を示した。
中央大エネルギーシステム工学部のチョン・ドンウク教授は「放射性物質が人体と環境に与える影響は法的に毎年、韓国水力原子力と原子力安全委員会が調査することになっている」とし、「(民主党の主張通りに)実際に数年間漏れていたとすれば、環境影響調査で既に問題になっているはずだが、これまでに環境への影響は見つかっていない」と指摘した。チョン教授は「最も安全に原発を管理することができる方法は使用済み核燃料の貯蔵施設を一日も早く建設することだが、環境団体が月城に乾式貯蔵施設を建設を求めるどころか、それに反対しており、原発閉鎖ばかり主張している」と述べた。