【コラム】性戯弄事件で補欠選挙実施、性醜行事件で候補者一本化

4月に行われる選挙の構図は「民主党対国民」
本質的責任は全て民主党に帰属
選挙が終わるまで問い詰め、また問い詰めよう
「性戯弄事件(身体接触を伴わないセクハラ)はどうなったのか」と

 前近代では権力と金が大衆を支配した。近代に入るとイデオロギーが大衆を動かした。脱近代の権力はSNS(会員制交流サイト)を通じたイメージ操作によって大衆は動かされている。性戯弄政党に何か近代的なイデオロギーでもあるだろうか。民主党は前近代的な金権と脱近代的なイメージ操作を動員し、本末転倒を図ろうとしているだけだ。国の借金として数十兆ウォン(数兆円)が投入された事業を選挙用の餌として使った。われわれの子孫たちがなぜ朴元淳前ソウル市長や呉巨敦(オ・ゴドン)前釜山市長の性戯弄の責任を負債として負わねばならないのか、民主党にはぜひとも説明してほしいものだ。

 民主党は野党候補に対してその資格を問題視している。例えばコ・ミンジョン議員は呉世勲(オ・セフン)候補に対し「広津区民から選択されなかった者」と言い、鄭清来(チョン・チョンレ)議員は野党のソウル市長候補を選ぶ予備選挙について「総選挙敗戦の在庫整理市長」と表現した。李寿珍(イ・スジン)議員も近くナ・ギョンウォン候補に対し「銅雀区民に選ばれなかった者」と言い出すのだろうか。よくあるイメージの捏造(ねつぞう)だ。このようにいくら野党側を侮辱しても、性戯弄政党の候補者よりはましだ。呉世勲氏はソウル市民から2回選択を受けたし、ナ・ギョンウォン氏は有権者から4回選ばれている。「落下傘初当選」のコ・ミンジョン議員や李寿珍議員、あるいは盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領弾劾反対の動きに便乗して国会議員になった鄭清来議員とは格が違う。小物の中の小物たちの合唱など無視し、野党は本質に向かって走り続けるべきだ。

 4月に行われる選挙の本質は、民主党に所属していた2人の市長が犯した性戯弄問題だ。歴史的とも言える「性醜行による一本化」を目前に控えた与党に対して何度も問い詰めよう。「性戯弄事件はどうなったのか」と。

鮮于鉦(ソンウ・ジョン)副局長

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