K防疫の2つの顔

三・一節の野外集会でデモ隊より多い警察官 室内ショッピングモール・遊園地は混雑…「これが政治防疫」

 同日午前10時30分、ソウル・汝矣島にグランドオープンしたばかりのデパート「THE HYUNDAI SEOUL」の入り口には、傘をさした買い物客約100人が並んで開店を待っていた。開店と同時に数百人が店内に殺到すると、警備スタッフが「1メートルのソーシャルディスタンスを取ってください」と叫んだが、無駄だった。デパート内のコーヒー専門店では全60席が満席となっただけでなく、店外にも30メートル以上の行列ができ、注文するだけで40分かかった。

 ソウル市松坡区の室内型テーマパーク「ロッテワールド」も開場(午前10時)から約1時間後に入場者数が1000人を超えた。午前11時ごろ、アトラクション「バイキング」の前には約70人が行列し、自撮りするためあちこちでマスクを下ろす姿が見受けられた。午後2時のパレードが始まると、これを見ようする人々が数百人、肩がぶつかるほどの距離で集まった。息子と一緒に来たというイさん(39)は「4カ月ぶりに外出らしい外出をしたが、これほど人が多いとは思わなかった」「人が多くて距離が近いので心配になる」と言った。

■「新型コロナ対応、政府はよくやっている」デンマーク1位、韓国6位…日本は?

カン・ダウン記者 , チャン・グヌク記者 , シン・ジイン記者
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  • ▲ソウル中心部で9人以下の小規模「三・一節集会」が散発的に行われた1日、同市鍾路区東和免税店前には、レインコートを着た警察官らがあちこちにフェンスを設置し、デモが予想される区域を規制した=上の写真=。同日、ソウル・汝矣島にあるデパート「THE HYUNDAI SEOUL」では、雨を避けて連休最終日を過ごす市民たちでにぎわった。写真=キム・ジホ記者、コ・ウンホ記者

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