最近韓国の麻薬犯はなぜ白昼堂々と路上取引しているのか

コロナを逆手に非対面の麻薬取引が横行

 2月18日に警察庁が発表したところによると、昨年全国で逮捕された覚醒剤保持者は1万2209人と、前年(1万411人)比で17%増えた。麻薬退治運動本部のイ・ハンドク中毒リハビリチーム長は「コロナでクラブやルームサロンなど、これまで覚醒剤の集団取引・集団使用を行ってきた場所への出入りが困難になったことで、オンラインを通じた非対面での覚醒剤取引が活性化している」とし「誰もが好奇心だけで容易に麻薬を手に入れることができるようになった」と話す。

 同日、ツイッターで覚醒剤の隠語に当たる「○」「XXX」などの単語を検索したところ、「新規顧客募集中」という内容の麻薬取引関連の掲示物が掲載されては削除されているのが確認できた。覚醒剤取引業者らは、ツイッターで覚醒剤を宣伝した後、メッセージアプリ「テレグラム」を通じて取引する手口を使っている。記者が参加したあるチャットルームには240人が参加していた。販売者のBは「取引はオフラインだけで行っていたが、最近では『インターネット広告』を始めた」とし「ビットコインだけで(取引を)行う」と説明した。当初は無通帳口座での入金も行っていたが、最近匿名が保障される仮想通貨に乗り換えたという。同業者はインターネットでの営業に参入したのが昨年5月だと言った。ルームサロンやクラブなど遊興施設での集まりを政府が禁じた直後のことだ。

■2020年世界幸福度ランキングで韓国61位に低下…最も幸せな国は?

チョ・ユミ記者 , ナム・ジヒョン記者
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