オンライン上の財テク・コミュニティーにも「株式のプレゼント」に関する書き込みが相次いでいる。「誕生日プレゼントにかばんとテスラの株式だったらどちらがいいか、彼氏に聞かれた」「彼女へのプレゼントにサムスン電子の株式を7株贈ろうかと考えている」などといった内容だ。会社員のイさん(28)は「僕は来月が誕生日だが、彼女が『サムスン電子の株式を買ってあげるから口座を準備しろ』と言ってきた」とし「これまでは資金を失うかもしれないという不安から投資を避けてきたが、このついでに経験してみるのも悪くないと思うようになった」という。
「株式のプレゼント」文化には、ロマンよりも現実を重視する20代、30代の情緒が込められている。祥明大学経済金融学部のイ・ジュンヨン教授は「20代、30代のミレニアル世代は『資本主義キッズ』という単語が付いて回るほどに、資本主義の法則に明るい」とし「単純な消費を通じた満足感よりも現実を重視しようというもの」と説明する。韓国投資証券の関係者も「『アップルのノートパソコンではなく、アップルの株式を買う』ことを発想する投資文化が若者の間で形成されている」と話した。