MLB:「大谷がまたやった!」

打者・投手の「二刀流」で同時にオールスター選出
ベーブ・ルースもできなかったことを新たな歴史として刻む

 昨年、ロサンゼルス・エンゼルスにやってきたジョー・マドン監督は「最近の野球は、みんな同じ楽譜で演奏する音楽と同じだ。投手は三振、打者はホームランにばかり熱中して、個性が消えてしまい、ファンがそっぽを向いている」と一喝した。だが、今年はそうした不満を口にしていない。エンゼルスのホームラン打者であり、先発投手の大谷翔平(27)が今年、完ぺきな「二刀流」をやり遂げて、今まで一度も聞いたことのないメロディを毎日奏でているからだ。

■初の「二刀流」MLBオールスター

 大谷の唯一無二の存在感は、米大リーグ(MLB)事務局が5日(以下、韓国時間)に発表した2021オールスター戦の名簿で明らかになった。14日に米コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われるオールスター戦で、大谷は投手兼打者として出場する。打者としてはアメリカン・リーグの指名打者(DH)部門ファン投票で選ばれ、投手としては専門家による投票で1位(121票)を獲得した。マドン監督は「大谷は(オールスター戦の)ホームランダービーに出場し、マウンドに立ち、さらにバッターボックスにも立つ。これまで一度もこんなことはなかった。野球ファンでなくともそのすごさが理解でき、関心を持つだろうね」とほほ笑んだ。

■韓国人が選ぶ、最高のスポーツ選手1位は?

ヤン・ジヘ記者
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