ソウル市、金於俊氏の「歪曲放送」に訂正報道要求

 ソウル市の疫学調査官は3月末時点の90人が4月には73人に減少したが、7月には75人に増え、似たような水準で維持されているというのが市側の主張だ。73人に減少したことについても、私立病院で一時的に疫学調査官として働いていた人が退職した、勤務期間が満了したなどの理由があったとした。呉市長は4月に就任した。市関係者はまた、「疫学調査TFは運営したことがなく、呉市長の就任後に解体されたことも事実ではない。疫学調査専任組織である疫学調査室は昨年7月から現在まで運営を続けている」と述べた。ソウル市は「歪曲報道でコロナ疫学調査に対する市民の信頼を低下させ、市公務員の犠牲と努力に対する評価が切り下げられた」と主張した。

 ソウル市の金度植(キム・ドシク)政務副市長も同日、記者団に対し、「ソウル市責任論」に全面的に反論した。金副市長は安哲秀(アン・チョルス)国民の党代表の最側近で、前回のソウル市長補選後、市の共同経営構想に基づき任命された人物だ。金副市長は「大統領が無知と無能だけでなく、『コロナのトンネルの終わりが見える』『ワクチン需給は円滑だ』などと言って緊張の糸まで緩めるたびに大流行が繰り返されてきたのは事実だ」とした上で、「コロナ対策失敗の責任をソウル市長に転嫁するのは『これ以上大統領を信頼できない』という告白に聞こえる」とも語った。

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鄭漢国(チョン・ハングク)記者
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