韓国・黄宣優 競泳自由形での快挙に「東洋人でもできる」

【東京聯合ニュース】東京五輪競泳の男子100メートル自由形の決勝が29日に行われ、韓国競泳界のホープ、18歳の黄宣優(ファン・ソヌ、ソウル体育高)が47秒82で5位となった。黄はレース後、「とりあえず主な種目の自由型100メートルと200メートルのレースがすべて終わって、とてもさっぱりした」と笑顔で語った。

 メダルには届かなかったものの、五輪同種目でのアジア人選手の記録としては、1952年のヘルシンキ大会で鈴木弘(日本)が銀メダルを獲得して以来の好成績となった。

 韓国選手が五輪同種目で決勝に出場したのは初めてで、アジア人選手としては1956年メルボルン大会で7位に入った谷あつし(日本)以来。

 黄は「きのうの準決勝よりもきょうは心残りな部分がある」としながらも、「素敵な選手たちと競ったことだけでも光栄だ」と話した。また、「戦略にはこだわらず、ただ全力を尽くそう」と考えていたと明かした。

 この日のレースで心残りになった部分については、スタート直後の潜水区間とし、「今後の練習で修正していかなければならない部分」と説明した。

 何位を狙っていたかについては、「決勝に進出しただけでも満足している」と話した。

 今後に関しては、「短距離の100メートルは選手たちが皆、体がとても大きい」とし、「ついていくためには、急ではなくゆっくり体を作っていかなければならない」と話した。また「西洋人のように体が大きくはないが、東洋人の体でもできそうだ」と伝えた。

 また2008年北京五輪400メートル自由形金メダリストの朴泰桓(パク・テファン)と比較され、「第2の朴泰桓」などと呼ばれることについては、「とてもありがたい」とし、「黄宣優という選手も多くの人が記憶してくれれば感謝する」と述べた。

 黄が出場する種目は50メートル自由形が残っている。

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