東京五輪:G.G.佐藤「13年前の韓日戦で凡フライを落として逆賊扱い、失敗学講師として再起」(2/2)

-「失敗学の講義」もしていらっしゃるそうですね。

「『失敗してもOK』というテーマで時々しています。『生きていれば、人生は成功よりも失敗の方が多い。失敗は悪いことではなく、時には避けることもできない。これをどう受け入れるかが重要だ』という内容です。私は北京で非常に大きな失敗をしましたが、それを受け入れたから、今日野球の解説もしたし、韓国の新聞社から取材も来てくれたじゃないですか。失敗というのは悪いことばかりではありません。皆さん!」

-どうして北京五輪に出場することになったのですか?

「実は私は五輪に出られるなんて思っていなかったんですが、2008年のシーズン初めは絶好調でした(当時、公式戦前半で本塁打を20本以上打っていた)。だから選ばれたんですが、準備不足だったのでエラーを…。五輪は次元が違う舞台でした。特に韓国戦はとても緊張しました。韓国にはすごい選手が多かったんです」

-その時の韓国の選手たちを全員覚えていますか?

「もちろん、二塁手の高永民さんは絶対に忘れられないでしょ! 私は彼のボールを落として…(笑)。高永民さん、最近お元気ですか? 一度会いたいですね!」

-日本の野球人気はどうでしょうか?

「日本も野球の人気は以前ほどではありません。だから今回、野球で金メダルを取ってほしいです。私が『G.G.バブル』で韓国の野球を復活させたので、今度は日本の野球にバブルを起こさなければならないでしょ(笑)」

-韓国に行ったことはありますか?

「一度もありません。新型コロナが収まったら、行ってみたいと思います。韓国の皆さん、G.G.佐藤が行ったら歓迎してください!」

東京=ヤン・ジヘ記者

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  • ▲マッコリ(韓国の濁酒)の瓶で再現したあの日…4日、東京都内で会ったG.G.佐藤さん。2008年北京五輪野球競技の準決勝・韓国対日本戦の8回裏で凡フライを落としたエラーの場面を再現してくれた。野球のボールがなくてマッコリのボトルを代用した。ユニホームは13年前に着ていたものだ。写真=東京ヤン・ジヘ記者

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