こっちでは18%、あっちでは30%…韓国の世論調査は夏バテしているのか

こっちでは18%、あっちでは30%…韓国の世論調査は夏バテしているのか

 韓国与野党の大統領選候補者支持率、政党と大統領の支持率が世論調査のたびに乱高下している。専門家は「過去の大統領選に比べ、今回ほど世論調査結果が混乱した例はない。有権者の『世論調査疲れ』が最高潮に達している」と指摘した。コロナの影響で与野党共に世論調査を党内予備選に活用する割合が高まっている。中央選挙世論調査審議委員会レベルでの対策が必要との意見が出ている。

 韓国中央選挙世論調査審議委の資料によると、最近1週間に発表された大統領候補の多者対決による支持率調査7件で、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)氏が少しでもリードした調査は4件で、残る3件は国民の力の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏がリードした。誰が優勢なのか判断できないほど衆論はまとまっていない。同じ時期の調査でも結果が食い違った。13-14日に韓国社会世論研究所(KSOI)とTBS(交通放送)が実施した調査によると、大統領選候補適合度は尹錫悦氏が30.6%、李在明氏が26.2%、李洛淵(イ・ナギョン)氏が12.9%などだった。しかし、12-14日に韓国リサーチとKBSが実施した調査では李在明氏が25.6%、尹錫悦氏が18.1%、李洛淵氏が11%などだった。KSOIの調査は尹錫悦氏が4.4ポイントリードしているのに対し、韓国リサーチの調査では李在明氏が7.5ポイントリードした。尹錫悦氏の支持率は両調査で12.5ポイントも差が開いた。

 一騎打ちの構図でも調査結果はまちまちだ。韓国リサーチとKBSの調査では李在明氏(44.2%)が尹錫悦氏(36.9%)を7.3ポイントリードしたが、PNRリサーチ、ニューデーリー、時事慶南による調査(8月10日)では尹錫悦氏(42.4%)が李在明氏(35.4%)を7ポイント引き離した。政党支持率も同様だ。15日に発表された韓国リサーチとKBSによる調査は民主党(34.0%)と国民の力(33.8%)が拮抗した。16日に発表されたリアルメーターとYTNの調査では国民の力(37.3%)が民主党(33.5%)を3.8ポイント上回った(9-13日調査)。

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