フェイクニュースで1億ウォン賠償判決、法律作ってひっくり返すと息巻く安敏錫議員

「李在明特別補佐団長」務める安敏錫議員 不適切言動の数々

 野党は「安議員の『ああ言えばこう言う』式の疑惑提起は今回が初めてではない」と批判した。特に根拠もなく、常習的にフェイクニュースを広めているということだ。安議員は、性接待疑惑が取りざたされる中で自殺した女優チャン・ジャヨンさん事件の証言者だとして、女優ユン・ジオさんを後援する議員の会を結成した。この会は国会で懇談会まで開き、「ユンさんの盾になる」として競い合うように支援を約束した。その後、ユンさんのうその証言が既成事実化すると、安議員は「ユン証人を助けたことが、国民の判断を曇らせたのであって、国民は愚かでないと私は信じている」と言った。

 5回当選している安議員は、これまでもその言動でたびたび騒動を起こしている。安議員は2008年に米国産牛肉輸入反対ろうそくデモで警察官に全治2-3週間のケガを負わせ、暴行罪により大法院で有罪が確定している。今年4月のソウル市長補欠選挙の直前には、共に民主党の責任論に関して、「あと1回聞いたら100回聞いたことになる」「とっくの昔に(植民地支配から)解放されたのに、しょっちゅう日帝(日本による植民地支配)時代の話をする」と言って非難を浴びた。これは、故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長のセクハラ(性的嫌がらせ)事件は一段落したという意味に解釈できる言葉で、「2次加害」だと指摘された。安議員は昨年、民間投資家A氏にののしり言葉の入ったテキストメッセージを送信したこともある。A氏が抗議すると、安議員は「後輩に送るつもりで間違えて送った」と主張した。

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キム・ヒョンウォン記者
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